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【ケーススタディ】[勉強]本人の感覚を優先 “勉強のしやすさ” に変化を

※「子供本人が勉強しやすくなるには?」というテーマですが、”それぞれの子に合う方法”、”サポートの仕方”があります。今回はこの「ケーススタディ」を通じて “サポートのバリエーション” を紹介していきます。

はじめに

今回登場するのは “小学2年生” の男の子「★★くん」。

学校から「手先の不器用さ」などを課題として挙げられており、本人も「書字全般」で苦手意識を持っています。 一生懸命取り組んでいますが、“文字が枠からはみ出すこと” などを指摘されると、泣き出しそうになってしまいます…。
さらに、この点に関して、ちょっと “気恥ずかしさ” も持っているようで、“気持ちの部分” にも「ケア」があった方が良いかな?という子です。

たとえば宿題に関して、本人には「取り組む気持ち」はあるのですが、

《★★くん とお母さんのやりとり例》

お母さんのアイコン画像お母さん

★★くん、宿題どうしよっか?

★★くんのアイコン画像★★くん

むぅ~…、宿題、嫌だよ~…、うぅ…

お母さんのアイコン画像お母さん

今日は宿題、お休みにしちゃう?

★★くんのアイコン画像★★くん

うぅ、だけどやった方がいいよ~…

お母さんのアイコン画像お母さん

ん~、じゃぁ、やろっか

★★くんのアイコン画像★★くん

でも、大変だよ~…

お母さんのアイコン画像お母さん

う~ん、どうしましょうかね…。

★★くんのアイコン画像★★くん

どうしよう…、ねぇ、お母さんどうしたらいいの…?

お母さんのアイコン画像お母さん

わっ、わっ、、、お母さんも困ってるのよ~…

毎回(=ほとんど毎日)、このようなやり取りが、大変です。

目次

「勉強しづらい理由」を ひもといてみる!

「”★★くん” にある大変さ」をよく見てみると、いくつかの要素が紛れ込んでいます。

  • 学校の課題には「しっかり取り組みたい」という思い。
  • 書字全般の「苦手意識」。
  • 「文字を書くこと」の大変さ。
  • 課題の実施に対する「苦痛」。

だけど、小学2年生ながら、宿題を出さないのは「ダメ」なことのような気がするし、文字が枠からはみ出してしまうのは「少し恥ずかしい感じ」もする。なかなか複雑な理由です。
(それでも、どうにか向き合っているのだから、誠実な態度、真摯な態度はこれだけで評価に値します)

「勉強しづらさ」の複雑な理由ですが、一気に全部は扱えませんので「1つに絞り込むこと」にしました。

現実として、現段階(小学2年生当時)で、「小さな枠の中に文字をおさめるのは困難」という状況があり、この「勉強しづらさ」の元凶を緩和することにしました。

親子で勉強

本人の感覚を優先「勉強のしやすさ」に変化を!

《★★くんとお母さんのやりとり》

お母さんのアイコン画像お母さん

★★くん、ねぇ…もう “文字がはみ出すこと” は、OKにしよっか?

★★くんのアイコン画像★★くん

え? いいの?

お母さんのアイコン画像お母さん

うん OKにしよう!

これだけのやり取りで、★★くんは “だいぶ気が楽になった” 様子でした。
さらに本人の「前向きな感じ」もアップしました。

いざ「文字の枠のサイズ」を気にせずに書きだすと…、

枠から大幅にはみ出します。
上の文字と下の文字が重なったりも・・

他の人が見たら「ちょっと読めないかな…」というぐらいですが、この辺は全て放っておきます(一切注文をつけない)。 なぜならば、メインのポイント《本人はこの方がやりやすい》ということを重視しているからです。 

時折★★くんが、「本当にこれでいいの?」など、お母さんに確認してくることもありましたが、その都度「OK、OK!」を★★くんに伝達。

さらに勉強を続けていく中で、何度か
「やっぱり、僕、字を書くのダメだ~…」
心が折れそうになる時もありました。

だけど、その時も 「前よりも、キレイになっているからOKだよ!」とか
「ちゃんと質問の答えが書けているんだからいいと思うよ♪」とか
「段々とうまくなっているんだから、いいじゃな~い」など、
どれも「実際に出来ている本当のこと」と「★★くんの良い面」を見つけ、伝え、そして励ましながら進んで行きました。

このやりとりでの変化ですが、
「本人の文字を書く感じ」が伸びやかになり、「小さく書かなくちゃ・・」などと、余計なことを考えなくてよくなったことで「学習内容自体への集中度」もアップしたという印象でした。

そして「本人の勉強への取り組み」が、安定的に続くようになりました。

はぴねす子育てポイント

今回は「勉強へのやりづらさ」「いくつかの理由」が重なっていたケースです。

  • 「文字を書く」ことが苦手。
  • 「文字がはみだしてしまう」ことへの引け目。
  • 「文字を枠に収めるように指導される」と困ってしまうし、少し恥ずかしい。
  • この辺のことを含めての「勉強の大変さ」。 (=文字を書くのが苦痛でない子よりも大きな労力が必要)
  • だけど「宿題は提出しないとダメ」な気がする…

など。

そこで、「一番影響の大きそうな部分」のみ変更して(1つだけ)
「勉強のしやすさ」をアップ
させました。

「文字のサイズは気にしないでOK」という点です。

「ポイントを1つにしぼる」

この変更で、結果的に文字が読みづらくなったって、これは周りの人にとっての都合ですから目をつむります。

ステップ1
  • 「本人の感覚」を優先してあげた方 がいいのです。
  • 「本人が動きやすく」なれば◎。 これだけです。

しかし「これだけ」とは言いながら、文字が読みにくくなって、「学校で、先生からの評価や指導はどうなるだろうか?」など、派生して出てくる事柄があります。

これは、親がサポートして、

ステップ2
  • 本人の尽力が台無しにならないように。
  • 正当な評価に結びつくように。

    ということで、先生に連絡をしておきました。


今回は “小学2年生” の男の子「★★くん」のお話でしたが、 はぴねす子育てのホームページ では「様々なお子さま」の「色々なケース」をご紹介しています。 よろしければ、ぜひご覧になってみてください♪

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この記事を書いた人

日本教育臨床研究所認定カウンセラー
1975年東京生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒。日本教育臨床研究所卒。一般社団法人 For All Children Team 代表。

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