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[他害]子供が “手を出てしまう前” にすべきこと(2)

目次

サポートの実施方法

発達障害を持つ子の中には、お友達のことを叩いてしまったり、突き飛ばしてしまったり、手が出てしまったり・・また、先生の腕に噛みついたり、怒って物を投げて壊してしまったりと、いわゆる「他害(たがい)」と言われる行動 をしてしまうケースがあります。

前回のメルマガでも触れましたが、「他害行動」をしてしまう子のサポート方法について、ポイントは下記になります。
サポートの実施方法

大人がその場に居合わせること
(=手が出る前の様子がわかる手が出る前に関われる

  1. 手を出す前に関わって、望ましくない経験を繰り返させない
  2. 本人の思い・考え・意志を大事にして、やり取りを成長につなげていく
  3. 可能であれば、子供同士の関係をより良いものにしていく(お互いの理解などを促しながら)

大人が「子供の状況」にアンテナを張りつつ、見守る。
「子供の手が出る前」に関わって、成長につなげる。

他害のことに取り組む時、大事なのは?

  • 『子供の手が出てしまう前に対応する』
  • 『目的は、他害を無くすことではなく、子供の成長を促すこと』

他害に関して、実際の変化は?

「子供の手が出る前」の段階で、子供の思い、考え、欲求を見つけ、その方向にサポートをする。子供の「その部分」が成長すると、結果的に手を出す必要がなくなる(他害がなくなる)という変化が表れます。

前回のメルマガに続いて、「他害行動」の内容補足をしておきます。

子供の「他害行動」をどう見るか?

一度目はしょうがないとしても、子供たちの間で「他害の場面」が繰り返されるようならば、それは、51%は「周囲の大人の責任」と考えてよいと思います。
(残り49%は「子供本人の責任」)

他害の実態としては「子供本人では、どうしようもないので手が出てしまっている」という状況が多く、子供たちだけでは「友達関係が悪化していく」、「よくない関係が固定化する」、「理解力のある子に負荷が集まってしまう」など・・改善に向けて動くのは困難ということも言えます。

つまり「他害」に関しては「事前に大人が関わることの必要性」が非常に高いということになります。

「学校」での子供への対応について

「学校生活」においては「親が子供のそばで見ていられる状況」を作ることが難しい場合があります。

その場合、「先生に子供の休み時間の活動を見ていてもらう」というのが現実的な方法と言えるかと思われます。

担任の先生が「次の授業の準備などで忙しい」という場合は、スクールカウンセラーの先生か、校長先生に相談をしてみるとよいでしょう。(学校に相談すれば、学校の準備室などに「親の居場所」を作ってくれることもあります)

いずれにしても、「大人を手配」して、「子供の様子を見ていられる環境」を作る。そして「子供が手を出さずに済むように、適宜関わる」、「子どもの手が出てしまう前の様子を観察し、成長につなげていく」ということが目的となります。

子供の「手が出てしまった後」での対応

子供の手が「実際に出てしまった後」「叩いてしまった後」に、大人が「ただ叱るだけ」だと「子供の成長」は表れにくくなります。

子供本人としては、
「悪気なくやった」「困った末に思わずやってしまった」「自分を守るために暴れた」
ということが多く、

この部分 “叱られてしまう” と、
「本当は私は悪くないのに」という思いが残ったり、「じゃ、私の思うことはダメなんだ」という自己否定感が残ったりと、「成長をサポートすること」には繋がっていきません。

(大人が強く叱って “子供の暴力を押し込めているだけ” という状態は、本人が “ぐったり” してしまったり、”本人も周りも苦しい思い” をしてしまい「成長」とは言えません)

子供が「まわりの人を叩いてしまった」とか、「手が出てしまった」という表面上の事ではなく

「本当は、どうしたかったのか?」
「何を(どんな状況)を望んでいたのか?」

という「子供の本当の欲求」を見つけサポートすることが重要です。


繰り返しになりますが、

  • 大人がその場に居合わせて、子供本人の思い、欲求を見つける。
  • 「手が出る前」に関わって、サポートしていく。

このことが子供の他害行動のサポートにおいては、とても大事です。

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この記事を書いた人

日本教育臨床研究所認定カウンセラー
1975年東京生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒。日本教育臨床研究所卒。一般社団法人 For All Children Team 代表。

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