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【特別連載 Vol.6】S.Yくんのストーリー 満足度100%ではなくても、親も子も納得、OKと思えるところを見つけて。

S.Yくんのストーリー はじめに
親子

登場人物は、温厚な人柄・コミュニケーションがちょっと苦手な「S.Yくん(小学5年生)」
実は、学校でとても嫌な目にあっていました・・

そんな中「何か改善していける方法はないか?」と、彩先生とS.Yくん家族の奮闘がはじまります。

勉強のこと、学校のこと、家族間での相談、そしてプライベートのこと。
「シーズン1(全14回)」の連載を通して、各回ごとの『はぴねす子育てのポイント』もお伝えしていきます♪

目次

満足度100%ではなくても、親も子も納得、OKと思えるところを見つけて。

――『コミュニケーションを発揮し始めた “S.Yくん” 、その後、お勉強はどうなりましたか?』

彩先生(以下・彩):コミュニケーションが発展すると、その他モロモロのことも発展してくるということがよくあります。

「うちの子、全然、勉強しないんですけど…」

そもそもは家庭教師だったので、
初めて会うお母さんたちとは、大抵こんな内容でやり取りが始まります。

様々な子どもたちを見てきましたが、“勉強に対する思い” も本当に様々。

「つまらないから、やりたくない!」
「やる のはいいけど、できないのがあるのは嫌!」
「問題 が多すぎてうんざり・・」
「字を書くのが嫌!(喋るのは◎)」
「読んでもよくわからない・・」
「面白くないから嫌!」


“勉強に対する思い”“感じ方”も本当に人それぞれですが、

これも個性、“大事にしていく” 、ということになります。

“S.Yくん” の勉強の話に戻ります。

これまでのやり取りで
< できれば勉強はやりたくない > という話が出ていました。

これ自体は別に悪くないですね?
“本人の自然な気持ち” です。

大人も子どもも関係なく、どの人が何をどう思っていたってOKです。
しかし、このままでは話が進まないので、ちょっと打診をしました。


彩先生のアイコン画像彩先生

勉強の何が嫌?

S.Yくんのアイコン画像S.Yくん

…できない

(確かに、できないものをやらされるのは苦痛です)

彩先生のアイコン画像彩先生

…できるやつは?

S.Yくんのアイコン画像S.Yくん

できるやつはいい

(勉強のこと完全否定ではない)

~ 中略 ~

彩先生のアイコン画像彩先生

やりやすい科目とか、やりにくい科目とかある?

S.Yくんのアイコン画像S.Yくん

算数…

彩先生のアイコン画像彩先生

算数は、よい? 嫌?

S.Yくんのアイコン画像S.Yくん

やりにくい…


こんなやりとりを、じっくりと3、4週間、続けました。

ちょっと余談ですが、こういう話をする時、
“勉強のことだから” と言って、真面目に、かしこまっている必要もないです。

一緒におやつを食べながら話をしていました。

真面目な内容でも、リラックスして話をした方が “いいアイデア” が出ることが多い。

話は進み、「次のような作戦で行こう」ということになりました。
関係者、皆の合意です。

★できるものを中心にやる (特に漢字はやり易いとのこと)
★算数は、ちょっとやってみて、「できそうか・できなそうか」を本人がチェックする
★できそうなものは続けてやって、「できるもの」を増やしていく


という作戦です。

これで進んでいけば、

=「点数が上がる!」
=「褒められる!」
=「お小遣いもアップ(!?)」
= フフフッ(笑) 
…など

“S.Yくん” と私は妄想しました。

……………

この作戦、
お母さんの意向、”S.Yくん” の思い、考えも含めて合意したものです。

お母さんは満足度 「70%」
“S.Yくん” は満足度 「60%ぐらい」

だけど、2人とも納得できたので、実施は非常にスムーズで、
その後、永らくこのスタイルで進んでいくこととなりました。

~(Vol.1-6’ ここまで) ~

はぴねす子育てポイント

“子どもの気持ち”“感じ方” を大事にコミュニケーションを進めて、
「全員が “OK” と思えるところ」を見つけることがポイントです。
(変更も可能にしておく)

それぞれの満足度が「100%」ではないとしても、
皆の満足度が「60%」など ”まぁ納得”、”OK” と思えるところを見つけられるとよいです。(満足度の低い人が居ないこと)

こんな形で進めると、“実施もスムーズ” なことが多いですし、”実施がスムーズ” だと、

「やる内容が身につきやすい」
「自発性の向上」

なども見込めます。

そうすると、実施していくうちに

「子どもが自分自身のことを “OK” と思いやすい(自己肯定感)。」

実施の様子をお母さんが “OK” と認めていけば、
“さらに肯定感はアップしていく”

ということになります。

“S.Yくん” 、その後の成果、次回にまた、続きをお話していきます。

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この記事を書いた人

日本教育臨床研究所認定カウンセラー
1975年東京生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒。日本教育臨床研究所卒。一般社団法人 For All Children Team 代表。

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