季節の変わり目は何となく心も体も疲れやすくなるという方も多いのではないでしょうか。
過ごしやすい環境づくりが大切なのはもちろん、子どもの元気スイッチのひとつはおなかの中にあるのかもしれません。今回は子どもにとっても大人にとっても大切な「腸」についてお話します。
●腸ってどこにあるの?
「腸」は大きく「小腸」「大腸」に分けられます。
これらは全ておなかの中に存在しています。 個人差はありますが、小腸は5~7m、大腸は1.5mもの長さがあります。
(※参照【1】【2】)

●腸ではどんな働きがあるの?
私たちは口から食べ物を食べ、よく噛んで飲み込んだ後は食道を通って胃へと運ばれます。
胃では食べたものをさらに細かくして体の奥に届きやすい形になります。
その後はいよいよ腸へと送られます。
腸の中でも小腸では食べ物と消化液を混ぜることで消化と栄養分の吸収が行われ、大腸へと送られます。
(栄養分の吸収に重要な器官です。)
大腸では消化はほとんど行われず、主にナトリウムやカリウムなどの電解質や水分の吸収を行います。
そして残ったものは「便」として体の外に送られる仕組みとなっています。
つまり腸があることで食べたものから体にとって必要な栄養や水分を取り込み、不要なものは出す、という仕分け作業が行われているのです!
●腸の調子と体の調子は関係あるの?
仕分け作業を行う腸の中には様々な菌が存在しています。
なかでも私たちの体にとって「良い働きをする菌」と「悪い働きをする菌」が存在します。

・良い働きをする菌:
体を元気にしてくれたり、お肌をきれいにしたり、外からのバイキンと戦うのを手伝ってくれます。
・悪い働きをする菌:
肉ばかりに偏った食事をしたり、夜更かしや睡眠不足などといった生活習慣が乱れたりすると、ガスが溜まる、便秘や下痢、便が臭い、などといった体調が優れない原因のひとつにもなります。
また、このほかに「どちらでもない菌」も存在しますが、この菌は良い働きをする菌が活発であればそちらの味方に付きますし、悪い働きをする菌が活発であればそちらの味方に付くという性質があります。
つまり、私たちの体にとって良い働きをする菌を応援し、元気にすることで腸内に居る菌のバランスとして私たちの体にとって良い働きをする菌が優位となり、体調も良い方向に向かいやすくなるのです。
●私たちの体にとって良い働きをする菌を応援するには?
私たちの体にとって良い働きをする菌を応援するポイントは大きく分けて2つ!
1)生活習慣を整える
私たちがぐっすり眠っている間は、腸がリラックスして、おなかの中を綺麗に掃除する時間でもあります。 夜更かしをせず、生活リズムを整えることで、良い働きをする菌が過ごしやすい環境を整えてあげましょう。

2)食事を整える
私たちの体にとって良い働きをする菌を摂り入れる
乳酸菌やビフィズス菌などといった菌を食事から摂り入れることも一つのポイントです。
ヨーグルトやキムチ、納豆などといった発酵食品を摂り入れるほか、乳酸菌飲料などを活用するのも良いでしょう。
菌のエサとなる食物繊維を摂る
食物繊維の中でも水溶性食物繊維は、既に私たちの腸内に居る菌の元気のもと、つまりエサとなります。
水溶性食物繊維は野菜や果物、海藻類やきのこにも含まれています。
副菜や間食などを充実させることでこれらの食材をしっかりと摂れると良いでしょう。

\★POINT!★/
●私たちの体にとって良い働きをする菌を応援するには?
1)生活習慣を整える
2)食事を整える
・私たちの体にとって良い働きをする菌を摂り入れる
・菌のエサとなる食物繊維を摂る
私たちの生活習慣や食事次第で、菌の働き方が変わってきます。
腸内環境を整えることは心と体を整えることにもつながります。
毎日を笑顔で過ごすためにも今から出来ることをはじめてみませんか?


●参考文献(最終アクセス:全て2026年6月)
【1】内視鏡で小腸を全部見られますか? | 日本消化器内視鏡学会
内視鏡で小腸を全部見られますか? | 日本消化器内視鏡学会
【2】大腸内視鏡検査ってどんな検査ですか? | 日本消化器内視鏡学会
【2】大腸内視鏡検査ってどんな検査ですか? | 日本消化器内視鏡学会
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