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お口の健康は全身の健康につながる!?

みなさんはお口の健康について考えたことがありますか?

厚生労働省ではお口の健康は食べる喜びや話す楽しみといった生活の質を向上させるために、とても大切なことだと位置づけています。(※参照【1】)
今回のコラムではお口の健康と体の健康についてお話します。

●歯の本数と、それぞれの大切な役割

みなさんは自分の歯が何本あるか数えたことがありますか?
生まれてから3歳頃までに乳歯が生えそろい、その後5~6歳頃から12~13歳頃にかけて、乳歯から永久歯へと生え変わっていきます。
歯が生え変わるのはこの1回だけ。永久歯はこれからずっと付き合っていく大切な歯となります。

私たちの歯は全部で32本あります。(親知らずを含む)(※参照【2】)
そして歯の形は役割によって大きく3つに分けられます。


まずは前歯(中切歯)や前歯のすぐ隣にある歯(側切歯)。これらは食べ物をかみ切る役割があります。
さらにその隣には人によっては先が尖っていることもある「犬歯」と呼ばれる歯があります。これは食べ物を切り裂くことができる歯です。

そして奥歯と呼ばれる歯は「臼歯」といって臼(うす)のような形をしており、食べ物をすりつぶす役割があります。
私たちはこのように役割が異なる歯を持ち合わせ、これらが協力をすることで、様々な食べ物を食べることができるのです!

●咀嚼(そしゃく)はすこやかな成長を支えます

普段、食事の中で自然に行っている「咀嚼(そしゃく)」。
実はこの何気ない動きが、お口の中だけでなく、全身の健康にも深く関わっています。

1)唾液がしっかりと分泌される

よく噛んで食べ物を食べることで、唾液が出やすくなります。
そして唾液には抗菌作用、歯の再石灰化(歯の表面を修復し、むし歯になりにくくする働き)を助ける働きや、でんぷんの消化を助ける働き等があります。(※参照【3】)
また、再石灰化に必要な材料となるカルシウムは、成長期には骨や歯を作るためにも欠かせない栄養素です。

2)脳への刺激になる

咀嚼による刺激は、脳の活性化にもつながるといわれており、脳科学研究では、「かむ」刺激が脳の血流を増やし、記憶や判断を担う前頭葉や海馬の活動を高めることが報告されています。(※参照【4】)

3)かみ合わせの発達を支える

よく噛む経験は、顎や歯並びのバランスを整える土台になります。
かみ合わせが育つことは、踏ん張る力や姿勢の安定を支える要素のひとつになると考えられています。(※参照【5】)

4)味覚の発達

食べ物をよく噛んで食べることで食べ物本来の味を十分に味わうことができます。(※参照【6】)
歯が抜け変わる時期は一時的に噛むことが難しくなることもありますが、無理のない範囲でよく噛んで味わうことを楽しみましょう。

5)言葉の発音の土台作り

成長期には、顎の骨や顎の周囲の筋肉の発育を刺激します。(※参照【3】)
舌や口まわりの筋肉が育つことは言葉をはっきりと発音できることや豊かな表情にもつながります。

普段何気なく行っている「咀嚼」という行動は実は私たちの健康を支えてくれる大切な行動のひとつでもあるのです。

毎日の食事やおやつの中で、

\★POINT!★/
・よく噛める食材を取り入れる
・急がず、落ち着いて食事をする時間をつくる

といった小さな工夫から「咀嚼」ができる環境づくりをできる時に少しずつ試してみてはいかがでしょう?

なお、咀嚼の様子やペース、得意・苦手には大きな個人差があります。
できていないことを心配するよりも、「今のお子さんに合った形」を大切にしていきましょう。


●参考文献(最終アクセス:全て2026年4月8日)
【1】厚生労働省 歯科口腔保健の推進に関する基本的事項
01_1歯科口腔保健の推進に関する基本的事項の全部改正について
【2】公益財団法人8020推進財団
学童期 | 8020ライフ | 8020推進財団
【3】厚生労働省 生活習慣病などの情報(e-ヘルスネット) 健康日本21アクション支援システム Webサイト
歯・口の機能 | 生活習慣病などの情報(e-ヘルスネット) | 健康日本21アクション支援システム Webサイト
【4】厚生労働省 生活習慣病などの情報(e-ヘルスネット) 健康日本21アクション支援システム Webサイト
口腔機能の健康への影響 | 生活習慣病などの情報(e-ヘルスネット) | 健康日本21アクション支援システム Webサイト
【5】日本歯科医学会編:小児の口腔機能発達評価マニュアル
20180301manual.pdf
【6】文部科学省「歯・口の健康づくりの理論と基礎知識」
学校歯科保健参考資料「生きる力」をはぐくむ学校での歯・口の健康づくり第2章

「はぴねす子育て栄養学」では、これからも親と子の生活を豊かにし、体の健康も向上させる栄養バランスのとれたコラム・レシピなどをご紹介して参ります。

次回も、どうぞお楽しみに♪

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この記事を書いた人

磯村 優貴恵のアバター 磯村 優貴恵 管理栄養士・料理家

管理栄養士資格取得後、大手痩身専門のサロンにてお客様の体を食事面にてサポート。その際に具体的な料理提案の必要性を感じ、日本料理・カフェレストランでの調理経験を積み、専門的な知識と技術を持った管理栄養士として、特定保健指導にて栄養指導や栄養管理を行う。

現在は、茶道教室にて茶事講座や茶事での茶懐石の献立提案~調理を行うほか、子供から大人まで家族みんながおいしく食べられて健康になれるよう、レシピ開発、出版、執筆、商品開発まで幅広く活動中。企業や教育機関向けの栄養学セミナー講師も務め「管理栄養士をもっと身近に!」をモットーに「お洒落でおいしいレシピ」の提供や「食事の大切さ」を広く伝える活動を行なう。

資格:管理栄養士、フードコーディネーター、薬膳インストラクター、健康食育ジュニアマスター、幼児食アドバイザー、学童食アドバイザー

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