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発達障害ってなに?

まずはじめに、人間には性格や行動の「違い」があります。10人いれば十人十色。活発な人、静かな人、物怖じしない人、引っ込み思案の人。この様な性格や行動の違いは「個性」と呼ばれるもので、大人も子供も同じです。

「それぞれの個性」に良い悪いはなく、皆が「それぞれの個性」を理解し、その人にあった接し方を工夫し、寄り添い生活をしています。このような視点から「発達障害」の特性を持つ人は「個性がとても大きい人」と言えます。

「はぴねす子育て」では、「子ども本人の良い部分、良い面を認めておく」ということを基本姿勢に、お子さま、ご家族、また支えられている周りの方が、毎日を少しでも不安なく明るい気持ちで過ごすための、さまざまなヒントを発信しています。

目次

発達障害、それぞれの特徴

発達障害図の特徴

発達障害を定義するのはとても難しいですが、発達障害は「脳機能の発達が関係する障害」です。

特徴としては「他の人とのコミュニケーションが苦手」「対人関係を築くことが苦手」などがありますが、行動や生活態度について、しばしば「自分勝手」「変わった人」「困った人」と誤解されて、敬遠されてしまうこともあります。しかし、これは育った環境や、親、教育などの問題ではなく「脳機能の障害によるもの」と理解すれば、まわりの人の「接し方」は変わってくるはずです。

本ページでは「自閉症」、「アスペルガー症候群」その他の「広汎性発達障害」、「学習障害」、「注意欠陥多動性障害」などの「主な発達障害の特徴」を紹介しています。発達障害は、ここであげるひとつの特徴だけではなく「複数の障害」が重なって現われることもあります。その障害の程度、年齢(発育・発達段階)、生活の環境などによっても、また症状は違ってきます。そして、当の本人は「自分の自然な感覚を元に動いているだけ」ということも多いのです。

「発達障害のある人」を理解するための第一歩として、

目立つ特徴だけでなく、その子自身の良いところを見つけてみる。
なぜその様な行動をとるのか、全体からその子を見つめなおしてみる。

など、発達障害は多様であり、特徴についても、またそれぞれの人の良さも、さまざまであることを理解してほしいと思います。

広汎性発達障害(こうはんせいはったつしょうがい)とは?

コミュニケーション能力や社会性に関連する脳の領域に関係する発達障害の総称です。
自閉症、アスペルガー症候群のほか、レット症候群、小児期崩壊性障害、特定不能の広汎性発達障害を含みます。

自閉症について

自閉症は「言葉の発達の遅れ」「コミュニケーションの障害」「対人関係・社会性の障害」「パターン化した行動、こだわり」などの特徴をもつ障害です。最近では、自閉症スペクトラムと呼ばれることもあります。

自閉症の子どもの例

自閉症のAちゃんは、急に予定が変わったり、初めての場所に行ったりすると不安になり、動けなくなることがよくあります。
そんなとき、周りの人が促すと、余計に不安が高まって突然大きな声を出してしまうことがあります。

周りの人から「どうしてそんなに不安になるのか分からないので、何をしてあげたらよいか分からない」と言われてしまいます。でも、よく知っている場所では、一生懸命、活動に取り組むことができます。

絵をかく子ども

アスペルガー症候群について

アスペルガー症候群は広い意味での「自閉症」に含まれる一つのタイプで、「コミュニケーションの障害」「対人関係・社会性の障害」「パターン化した行動、興味・関心のかたより」があります。自閉症のように、幼児期に言葉の発達の遅れがないため、障害があることが分かりにくいのですが、成長とともに不器用さがはっきりすることが特徴です。

アスペルガー症候群の子どもの例

お友だちと話しているときに、自分のことばかり話してしまって、相手の人にはっきりと「もう終わりにしてください」と言われないと、止まらないことがよくあります。

周りの人から「相手の気持ちが分からない自分勝手でわがままな子」と言われてしまいます。でも、大好きな電車のことになると専門家顔負けの知識をもっていて、友だちに感心されます。

おしゃべりしすぎる男の子

注意欠陥多動性障害(ちゅういけっかんたどうせいしょうがい)〈AD/HD〉とは?

注意欠陥多動性障害(AD/HD:Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder)は、「集中できない(不注意)」「じっとしていられない(多動・多弁)」「考えるよりも先に動く(衝動的な行動)」などを特徴する発達障害です。

注意欠陥多動性障害の子どもの例

AD/HDのBちゃんは大事な学校の予定を忘れたり、大切な物を置き忘れたりすることがよくあります。
周囲の人にはあきれられ、「何回言っても忘れてしまう人」と言われてしまいます。

でも、気配り名人で、困っている人がいればだれよりも早く気づいて手助けすることができます。

動き回る男の子

学習障害(がくしゅうしょうがい)〈LD〉とは?

学習障害(LD:Learning DisordersまたはLearning Disabilities)とは、全般的な知的発達に遅れはないのに、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論するなどの特定の能力を学んだり、行ったりすることに著しい困難を示すさまざまな状態をいいます。

学習障害の子どもの例

先生に大事なことを覚えておく様に言われ、ノートをとりますが、ノートをとることが苦手なので、書くことに必死になりすぎて、先生に言われた内容が分からなくなることがあります。
後で、先生に言われたことを周りのお友達に聞くので「ちゃんとノートをとればいいのに」と言われてしまいます。

でも、苦手なことを少しでも楽にできるように、ボイスレコーダーを使ったり、苦手を補うツールとして、ほかの方法を取り入れる工夫をすることができます。

勉強がわからない

トゥレット症候群とは?

トゥレット症候群(TS:Tourette’s Syndrome)は、多種類の運動チック(突然に起こる素早い運動の繰り返し)と1つ以上の音声チック(運動チックと同様の特徴を持つ発声)が1年以上にわたり続く重症なチック障害で、このような運動や発声を、本人はそうするつもりがないのに行ってしまうのが特徴です。

トゥレット症候群の子どもの例

Cちゃんは授業中、自分の意思に反して突然大きな声をあげたり、首を何度も振る動作をしてしまいます。
そのため学校の友達には「落ち着きがなく迷惑なクラスメイト」と言われてしまいます。こういった症状が出てしまうことが、障害によるものであることを、みんなに理解してもらいたいと思っています。

トゥレット症候群

吃音(きつおん)とは?

吃音(Stuttering)とは、音の繰り返し、ひき伸ばし、言葉を出せずに間があいてしまうなど、一般に「どもる」と言われる話し方の障害です。
幼児・児童期に出始めるタイプ(発達性吃音)がほとんどで、大半は自然に症状が消失したり軽くなったりします。しかし、青年・成人期まで持続したり、青年期から目立つようになる人や、自分の名前が言えなかったり、電話で話せなくて悩む人もいます。

吃音(きつおん)の子どもの例

Fちゃんは会話をしていると、「きききききのう・・・」と単語の一部を何度も繰り返したり、つっかえてすぐに返事ができないことがあるので、お友達から笑われます。「ゆっくり話しなさい」と言われて、そうしようとするとますます話せなくなります。

これが障害によるものであることを、みんなに理解してもらえるといいなとは思いますが、恥ずかしいので言えません。

どもる女の子

『はぴねす子育て』では、周囲の人たちが子どもたちの特徴を「問題」として扱う場合には、「それと同じか、それ以上」に「子ども本人の良い部分、良い面を認めておく」ということを基本姿勢としています。

これは、子ども自身が「苦しい思い」をし過ぎない様に、そしてお父さんお母さんが「心配し過ぎない」ためにも、とても重要なことです。

『はぴねす子育て相談室』では、こうした、子育てのポイントとなる基本的な部分からのご相談を承っております。 基本的な部分の確認から、サポートの仕方、親子・家族のより良い関係づくりの支援をしていく中で、 子ども自身の良さを育み、家族としての成長を見据え、暮らしの充実を目指していきます。

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