「今すぐどうにかしなくちゃ」、
「早くできるようにさせなくちゃ」と思わないで!
『はぴねすメソッド:その1』のポイントは、
「”今すぐ、どうにかしなくちゃ!”、”早くできるようにさせなくちゃ!”… と思わないで」 ということです。
“とても小さなこと” と思われるかもしれませんが、
「子育てで、うまくいっていない場面の半分ぐらい」は、この事が原因と言っても過言ではないくらいの、大きな要素です。
そして、あまり意識していなかったとしても、お母さん、お父さんたちは、子どもに対して
「今すぐやらせなくちゃ…」 とか、
「早くできるようにさせなくちゃ…」
と、思ってしまっていることが多いものです。
たとえば、保育園や幼稚園、学校から、お母さんお父さんの元へ、お子さまのことに関する「指摘」や「要求」が来ることがあります。
その時に、お母さん、お父さんが、ショックを受けたりびっくりして、
「どうにか子どもを適応させなければ!」と、一生懸命になるあまり、
「子どもの気持ちや感じ方を見落としてしまう」ということがよくあります。
そうすると、親子で「辛い思い」、「大変な思い」をすることになりかねないので、
ちょっと、チェックしてみてほしいと思います。
まずは子どものために、
そして、お母さん、お父さん自身のためにも
「今すぐどうにかしなくちゃ!」「早くできるようにさせなくちゃ!」と、思わないで!
これが、『はぴねすメソッド:その1』のメッセージです。
もう少しだけ、成長についての話を続けます。
落ち着いて、実際に考えてみてください。
「子ども」に何かを教えて、「すぐにできるようになること」は、非常に稀です。
子どもの成長には、時間がかかるものなのです。
(もちろん親、大人の側の成長にも時間が必要です)
一方で、お母さんに何度言われてもやらなかったことでも、
仲のよい友達の一言がきっかけでパッとやりだしたりする。
(ちょっとしたキッカケ)
何度も提案したのに、子どもが興味や意欲を示さなかった内容、
中学生になったら急に「やってみる」と言ってやり始めるということもある。
(本人にとってのタイミング)
そうすると、今までできなかったことも、「パッ!」とできるようになってしまうことがある、
そのままグングン伸びていくということがある。
そして、「一度できるようになってしまえば」、それから先は「いつでも普通にできる」ということが多いのも事実です。
このあたりの事例もいっぱいありますので、『はぴねすコラム』、『ケーススタディ』で紹介していきたいと思います。
※『はぴねすメソッド』は、ADHD、自閉症、学習障害、グレーゾーン、特別支援学級、不登校の子、発達障害を持っていない子にも、共通のメソッドです。