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親が急ぐと勉強が嫌いに!学習内容よりも大事なこと

悩むお母さん

前回お伝えした「はぴねす方式・勉強の進め方」のパート2、今回は「実際の勉強の進め方」について話をしていきます。

目次

「勉強のこと」どうやって取り組んでいくか?

基礎となる考え方は「はぴねす子育て」のホームページでもご紹介している 「はぴねすメソッド」になります。

ポイントは次の2つ。

  1. 親が急がない(早くできるようにさせなくちゃ!と思わない)
  2. 子供とのコミュニケーションを大事に

いずれも「子育て」で大事となる「はぴねすメソッド」の内容になりますが、この2つを、勉強の場面に生かしていくにあたり、今回は(1)親が急がないについて見ていきたいと思います。

勉強のことに取り組む時も、
「親が急がない。子供を急かさない、無理強いしない」


これは子供の成長全般に関して言えることですが、勉強の場面でも同じです。

たとえば「宿題なんだから早くやりなさい!」などと言われると、子供はそれだけで嫌な気持ちになることが多い。急かされたり、急いでやったりすると「本来はできること」までできなくなったりする。そして「間違い直し」をやることになり「面倒が2倍に増えた…」など、子供が苦しい思いをすることになりがちです。

これは、子供が勉強嫌いになっていくパターンの一つで、「親が急いだり」「子供を急かしたり、無理強いしたり」というのは「逆効果になることが多い」ということです。これは、ちょっと問題かと思われます。

もう一つ、さらに大きな問題があります。
「勉強をやらせよう、できるようにさせよう」と思ってやり取りをしているうちに「親子の関係」ギクシャクしてしまうことがある、という点です。

こんなに言っているのに、全然、勉強をやろうとしない…、できるようにならない…

子ども

やりたくないのに、今日も勉強しろって言われた…、難しいから嫌なんだよ…

お互いにこんな思いを持つ事態になって、親子の関係がギスギスして、お互いの話をすんなり聞けない感じになったりする…。割とよくあることですが、親にとっても子供にとっても(場合によっては、他の家族のメンバーにとっても)、全くよくないことだと思うのです。

「話が通じにくくなる(思春期などは別として)というのは、「普段の暮らし」「子育て全体」を考えてみても大きなマイナスです。<よくあることだから仕方がない…>とスルーしてしまわない方がよい。「親も不機嫌、子供も苦しい」というような状況は、放っておかない方がよいでしょう。

こうした内容を踏まえてのポイント

勉強のことに取り組む時も、
「親が急がない、できるようにさせなくちゃと思わない」
「子供を急かさない、無理強いしない」

この部分に気を付けておくだけで、親にも子供の様子にも変化が出てくるかと思われます。
たとえばそれが、”家の中から、口ゲンカの時間が減る” ぐらいのことだったとしても…「マイナスの部分を減らしていける」ということです。

もっと積極的な見方をすると「親が急がない、子供を急かさない、無理強いしない!」というだけで「勉強」「学習内容の理解」よりも遥かに重要な、下記が確保しやすくなります。

  • 親子の関係を「よい状態」にしておくこと
  • 子供が「自然な状態」でいられること(=成長が表れやすい)
  • 子供が「勉強嫌い」にならないで済むこと

少し意外かもしれませんが、この様なスタンスの方が、結果的にお勉強の面でも「プラスが出てきやすい」ということがあります。

今回は「はぴねす方式・勉強の進め方」のパート2として「実際の勉強の進め方」についてお話しました。
次回も引き続き、実例とあわせ進んでいきたいと思います。

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この記事を書いた人

発達障害を持つ子、不登校の子供たちとのコミュニケーション・アート制作、お父さんお母さんたちとの相談を中心に、1999年より子供たちの成長支援、家族のサポートを行う。

日本教育臨床研究所認定カウンセラー。1975年東京生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒。日本教育臨床研究所卒。一般社団法人 For All Children Team 代表理事。はぴねす子育て相談室代表・監修。

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