勉強の進め方、もう一つの重要な視点
今回のお話は、前回の『子どもが勉強しない理由を知っていますか?』の続編です。
「子どもが勉強しない理由を知っていますか?」の記事では、勉強に関すること、子どもへのサポート、開始時のポイントをお話しました。今回は、お勉強のサポートを開始した後の『進め方』をメインに話を進めていきます。
まず前回お伝えした、2つのステップ(ポイント)です。
子どもの気持ち、考えを認め、受け入れて、それから「どうするか?」という順に進むこと。
今回のコラムでは、その先である「勉強のサポートを始めた後のこと」を、もう少し詳しく見ていきます。
子どもが勉強を始める前と後で「気にしておいてほしいポイント」があります。
「勉強する前」の3つのポイント
- 本人のやりやすい方法で。
- 本人に合う内容を。
- やる気になれるように。
「勉強した後」の3つのポイント
- 本人が”手応え”を感じられるように。
- 本人が”自信”を持てるように。(認めてあげる)
- 本人が”喜び”、”楽しみ”を感じられるように。
※いずれも「子どもが動きやすくなるため」の視点です。
そして、上記を進めていく上で最も重要なポイントはこちらです!
- 子ども本人が「嫌がっていない」こと。
- 子どもが、少しでも「乗り気」になっていること。
- 子どもが「納得」していること。
- 子どもの気持ち、考え、意志を大切に。
子どもが納得できていないようならば、大人の側が「他のアプローチ」を探していくことが大切です。(子どもと一緒に探していくのも、もちろん良い方法です)
次に、お勉強を始めた後のことについて。子どもが「勉強をする前」と「勉強をした後」のポイント、全てをクリアするというのはなかなか難しいかもしれませんが(自分にも子どもにも完璧を求めすぎませんように!)
それぞれ2つくらい満たしているとこんな効果が期待できます・・
- 「勉強の進み方」がスムーズになり「長続き」する。
- 「子どもの勉強サイクル」が「好循環」に入っていく。
- 「子どもの “他の面”」にもプラスが出てくる。
こういうケースが非常に多いです。
「“他の面にもプラス”」というのは、たとえば、子どもが勉強で”自信”をつけた結果、「これまで苦手だった”水泳”も習いに行く」ようになったりと、勉強を利用して「他の部分の成長、発展につなげていくこと」も可能ということです。
これは、単純にテストの点数や、学習内容の理解だけを目的にするのではなく、「勉強をすることでの人間的な成長」へと「目を向けてほしい」ということでもあります。
「テストの点数」と「人間的な成長」には、いずれも大事な面がありますが、どちらがより大事かと言えば、やはり「人間的な成長」になります。
しかも、家庭で勉強を進めていく時には、点数を上げることよりも
「人間的な成長」を目指した方が、子どもをサポートをしやすいという面が多々あります。
お父さんお母さんが、家庭で学習の指導をして「テストの点数」を上げようとすると、かなり早い段階で多くの困難に直面することが予想されます。
一方、「人間的な成長」を促すのは、別のコラム『はぴねすメソッド』でもご紹介している通り、
親が「子ども本人のOK(大丈夫な部分)、GOOD(良い部分)を見つけ、認めていくこと」
が基本になります。
これは「家庭でこそ、可能なこと」であり、この事で、たくさんのことが達成できます。
科目の学習を通じてでも、やりやすいと思います。
勉強に取り組むにしても、点数や内容の理解だけに縛られずに、そこにある
『《人間的な成長》に目を向けておく』
これが、みなさまに持っておいてほしい「子育てで重要なもう一つの視点」ということになります。
様々なプロセスを重ねながら、こちらもぜひトライしてみてください♪
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