みなさんこんにちは、はぴねす子育てトレーナーの坂本です。
「はぴねす子育て」運動部では、お子さま一人ひとりが持つ可能性の土台作りになる「運動」や「感覚」に対する働きかけを、専任の認定トレーナーからご紹介しています。
ボディーマップを養う♪「背中遊び」のススメ!その2
普段の生活や環境の中で、お子さまが「緊張」したりしていたり、背中の感覚を気にして立ち上がったりするときに、おもわず「物にぶつかってしまう」なんてことはありませんか?
「背中の感覚」を自然に感じられることは、脳の「背中の空間認識力」に影響しています。今回も、前回に引き続き「背中の感覚」を「楽しく養う遊び」その2 をご紹介します♪
私たち人間は、目が前についているため背中の意識がなくなりがちです。
「背中が適度に緩んでリラックスしていること」は呼吸にも影響し、さらに緊張が取れてくると「深い睡眠」がとりやすくなり身体の回復も早まります。
特に「繊細な子」は色々な情報を受け取りやすく、緊張しやすい傾向にあるもの。
今回ご紹介する「背中遊び」で「リラックス」と「リセットできる時間」をぜひ作ってみてください♪
「体」の位置や動き「力」に関する感覚である「固有感覚(こゆうかんかく)*」。そこの受容器に働きかけ、脳の回路をスムーズにしていきましょう♪
※固有感覚とは?:関節や筋、腱の動きを検出する、体の位置や動き&力に関する感覚のこと。
あそぶ人数
- 人数:2人以上(ペアになれるように♪)
まずは準備運動から!
まず、ペア同士で、お互いに「背中」をさすりましょう♪
「さする際のポイント」は「子猫をなでる感じ♪」。こうすると背中がリラックスして「呼吸」がしやすくなります♪
(この過程で緊張が緩み「深呼吸したくなること」もあります♪その時は好きなだけ「深呼吸」も「あくび」もしてくださいね!)
さっそく遊んでみよう!(基本編)
まず、2人で床に座り背中合わせになります。
次に、お互いの動きを邪魔しないように「背中をつけたまま」、”前後” や “横” に動いていってみましょう♪
基本ができたらこれもトライ!(応用編)
ここまでできたら、同じく「背中をつけたまま」、こんどは変化をつけて「ゆらゆら、ゆっくり、ふわふわ」と、お互いに動いてみましょう!
たとえば風に揺れる「柳」や「木々の葉っぱ」のイメージをしてから動き始めるのも良いですね♪
気持ちよくできたら、そのまま少し長く続けてみてください♪
もし「やりにくい」と感じたときは、前の「背中をさすりあう」ところだけで充分です♪
終わったら、感じてみよう♪(確認編)
ここまでのエクササイズが終わったら、仰向けに寝て “自分のカラダの変化” を感じてみましょう♪
「背中が床にぴったりくっつく感じ」や「呼吸がしやすく」なっていたら「OK」、大成功です!
いかがでしたか♪
このように「体」の位置や動き、そして「力」に関する感覚である「固有感覚(こゆうかんかく)」に働きかける運動で、自分の「ボディーマップ*」の感覚を楽しく効率的に鍛えることができます!
※ボディーマップとは、体の形を認識して扱う脳の中にある身体地図のことです。この地図は「からだ」にとどまらず自分の周囲の空間や道具を扱う活動にも影響します。
以上、今回も『ボディーマップを養おう!「背中遊び」のススメ』のエクササイズをご紹介しました。
ぜひ「楽しく、リラックスした状態」で遊びながらたくさん取り組んでみてくださいね♪
はぴねす子育て運動部では、これからも、みなさんが安心して取り組めて「子どもの運動への経験」を重ねてゆける「簡単エクササイズ」を発信していきます。
次回もどうぞ、お楽しみに♪