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【特別連載 Vol.7】S.Yくんのストーリー 子どものよいところ、”OK” の部分、素通りしないように。(大人の頑張りポイント)

S.Yくんのストーリー はじめに
親子

登場人物は、温厚な人柄・コミュニケーションがちょっと苦手な「S.Yくん(小学5年生)」
実は、学校でとても嫌な目にあっていました・・

そんな中「何か改善していける方法はないか?」と、彩先生とS.Yくん家族の奮闘がはじまります。

勉強のこと、学校のこと、家族間での相談、そしてプライベートのこと。
「シーズン1(全14回)」の連載を通して、各回ごとの『はぴねす子育てのポイント』もお伝えしていきます♪

目次

子どものよいところ、”OK” の部分、素通りしないように。
(大人の頑張りポイント)

――その後の”S.Yくん” 学習面での成果などは、どうでしたか?

彩先生(以下・彩)前回、
「勉強の進め方についての作戦」、「プラン」が合意に至ったところまでをお話しました。

★”できるもの” を中心にやる。
(”できない” 課題は出さない、漢字はやりやすいとのこと)

★算数は、まずはやってみて、”できそうか”、”できなそうか” を本人がチェック。

★”できそうなもの” は続けてやって “できるもの” を増やしていく。

という作戦です。


勉強をしていくなかで、いくつもの発見がありました。

まず最初に、
“S.Yくん” が「文字をとても丁寧に書く」ということを発見。

テストの点数とは関係ないけれどこれだって十分に素晴らしい。

“よいところ” を見つけたら、認めます。


:「字、丁寧でいいねぇ」。

“S.Yくん”は、スマイルです。

ちょっと、いつもより早いですが、
いきなりポイントになります。

はぴねす子育てポイント

勉強や運動や日ごろの言動全般、
親や先生、周囲の大人が子どもたちの様子を見る時に、

“悪いところ” は目立つので、パッと目につきやすいです。
そして、何かを見つけるとアレコレ指示をしてみたり…。

しかし、『子どもたちの成長を支援する』というところでは、

「よいところ」 を見つけて 認める。
「よいところ」 を シェアしていく。


ということの方が役に立ちます。

そのためには、まず、
“子どものよいところ” を見つける必要があります。

よいところは “OK” の部分なので、
見つけようとしなければ、素通りしてしまうことが多いものです。

『子どもの “よいところ” を素通りせずに見つける!』
大人の頑張りポイントです。

“よいところ” を見つけようと思い、
気にしていたら探していたら
“よいところ” を見つけるのが上手になります。

(大人だって成長していきます)

親自身にも、子どもにとっても “よいこと” と言えます。


さて、“S.Yくん” との勉強のこと、その後の様子に話を戻します。

勉強の内容は、相談した通り、
《できるものが中心》 なので、苦しさは少な目。

宿題もほぼ「100%」実施している。
算数では、基本問題はできる。
応用問題も少し入ったところぐらいまではできそう。
問題を解けて “スッキリ” とか、難しすぎて “うんざり…”
こんな気持ちの動きも当然ある。

問題と向き合って、

「コレはできそう…」とか
「…意味がわからない…パス!」など、

“自分で判断する感じ” も出てきた。

ふと気がつくと、もう30分以上勉強をしていて、
“S.Yくん”「ヤバい!やり過ぎた」なんて言っている。(笑顔です)

テストの成果なども見てみます。

漢字テストは「70点」ぐらい
時折「90点台」も。(快挙です!)

算数は「40~50点」が多い。
なかなか「60点」に届かない…。など

そもそも、文字や算数の式も丁寧に書く “S.Yくん”。
喋るのもそうですが、”進み具合” はゆっくりです。

テスト前の勉強で、全部の範囲は終わりません。
勉強のことだけを考えると、文字が多少汚くなっても、
「速度を上げていこう!」という方針もあり得る。


だけど、“子どもの成長”、
“人間としての成長” ということを考えたら断然

『マイペースで進むのがよい』

“物事に丁寧に取り組む姿勢” など、
生きていく上で、科目の学習内容よりも有益という感じもある。

無暗に急かさずに、”本人のよい部分” を大事にして、
のんびりと進んでいきました。

なんとなく、本当になんとなくですが、

漢字テストが「92点」だったからか、
それを見て、お母さんが驚いたからか、
宿題もこなしつつ、毎週リズムよく進んでいるからか、
お喋りの量が増えたからか、

この頃の “S.Yくん”、

少しずつ「自信」をつけてきているようでした。

次回、“S.Yくん”の成長ぶりの続きを紹介しながら、
「成長をサポートする時に大事にするポイント」
など、もう少し具体的に話をしていきたいと思います。

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この記事を書いた人

発達障害を持つ子、不登校の子供たちとのコミュニケーション・アート制作、お父さんお母さんたちとの相談を中心に、1999年より子供たちの成長支援、家族のサポートを行う。

日本教育臨床研究所認定カウンセラー。1975年東京生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒。日本教育臨床研究所卒。一般社団法人 For All Children Team 代表理事。はぴねす子育て相談室代表・監修。

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