登場人物は、温厚な人柄・コミュニケーションがちょっと苦手な「S.Yくん(小学5年生)」
実は、学校でとても嫌な目にあっていました・・
そんな中「何か改善していける方法はないか?」と、彩先生とS.Yくん家族の奮闘がはじまります。
勉強のこと、学校のこと、家族間での相談、そしてプライベートのこと。
「シーズン1(全14回)」の連載を通して、各回ごとの『はぴねす子育てのポイント』もお伝えしていきます♪
週3日の通学でも “OK”
“新しい考え方” に変えてみる
――『 “学校が最悪” という “S.Yくん” の
その後ですが、お母さんと先生のやり取り、
学校生活の変化などは、いかがでしたか?』
彩先生(以下・彩):今回は “S.Yくん” のお母さんが、学校のことで担任の先生に連絡し、相談をした後の話です。
先に少し補足します。
“学校の教室” での出来事は、
基本的には「担任の先生」の担当範囲です。
どの学校でも、何かあれば連絡、相談してOKです。
ですが
「 “先生に連絡する…” 」
ということ、
連絡後の “人間関係への影響” など
あれこれと考えて、ためらって、
結局「自分が抱え込んでしまう」
というお母さんもいらっしゃいます。
その場合ですが、現在は各学校に
「スクールカウンセラー」が配置されているはずですので、
「担任の先生」への連絡や相談がしづらい方は
「スクールカウンセラーに相談」
という方法がおススメです。
また、他に「校長先生へ相談」という方法もあります。
校長先生は「学校の責任者」であり「権限」も大きい為、先生と親と子ども、スクールカウンセラーも交え、
「相談をする場」を設けてくれる可能性も高いです。
相談は、少し面倒かもしれませんが、
「これで状況が動き出す」ということがあります。
もし子どもが “大変な状況” にいるのならば、
「相談してみる価値は高い」です。
・・「まずは、学校へ電話..」
「うちの子がクラスで困っているみたいで、
相談に乗っていただけませんか?」
これだけで、話は前に進み出します。
さて、”S.Yくん” の話、
“お母さん” と “先生” のやり取りに戻ります。
“S.Yくん”のお母さんは先生へ、
「息子が嫌なことを言われたりしているみたいで…」
「辛そうなので教室での様子を見ていてもらえますか?」
ということを伝えました。
先生から「わかりました。」
という返事をもらい、
それから2週間、3週間が経ちました…、
おかしいな…
担任の先生、「わかりました。」と言いながら、
あまり対応をしてくれていなかったのでした。
当然、状況は全然変わりません。
望ましくないことですが・・
時折 “こういったケース” も無いわけではないのです。
「先生が対応してくれない…」
本当はこれでは困るのですが、
今回は、先生や学校が「あまり頼りにならない」
という “結論” に達し、
“S.Yくん”のお母さんを中心に
「踏ん切り」をつけることにしました。
そして、また家族で話をして、
「新しいスタンダード」に辿り着きました。
(とても重要なポイントです)
- “S.Yくん” は小学6年生でしたので「ひとまず卒業までは進もう!」
- お家では “面白いこと” もあるし、”美味しいもの” だってある!
- “S.Yくん“の “暮らし” はそこそこ充実している。”絶望” ということでもない。
こんなことを確認しながら、
話をしていく中で発見したこと。
「その後の《はぴねすライフ》に繋がっていったこと」
を、これから紹介していきます。
はぴねす子育てポイント
これまでは、「学校は毎日行かなければならない!」と思っていました。
しかし “この考え” は、もはや
「現実に合わない」
「無理がある」
ということに気づきました。
そこで “この古い考え” を捨て、
「学校は週3日通学でもOKにしよう!」
という “新しい考え” に変更しました。
振り返ってみると、お母さんも “S.Yくん” も
「学校には毎日行かなければ!」
という思いで “苦しんでいた部分” が強かったため
この “新しい考え” への変更で、
お母さんも “S.Yくん” も “ぐっ!” と気持ちが「楽」になり、
その分、ほかの事にも
“気持ち” が向けられるようになっていきました。
(これが “更なる発展” の素です)
そもそも、”S.Yくん” にとって
(同じく、お母さん、お父さん、家族にとっても)
「学校」はあくまで “暮らしのほんの一部”
に過ぎないのだから、
「 “家での暮らし” を “充実” させていこう!」
ということも、改めて確認しました。
残念ながら今回のケースでは、
「学校や、学校の先生への働きかけ」
は、全く効果がありませんでしたが、
その “途中” で「話し合ったこと」、
「丁寧にやり取りをしてきたこと」は
かけがえのない「財産」となり、
事実、このあと「 “S.Yくん” のライフ」 は
少しずつ、開けていきます。
そして「家族のコンディション」も”向上” をしていきます。
また次回、続きをお話ししていきたいと思います。
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