今回も「はぴねす子育て」睡眠学から「睡眠のお話」をお送りします♪
「はぴねす子育て」睡眠学では「お子さまの健やかな成長」や「ご家族の健康をサポートする情報」を専任の睡眠改善インストラクターからご紹介しています。
睡眠は、お子さまの心身の成長はもちろん、ご家族みなさまの健康とも切り離せない関係にあるもの。
お子さまがスクスクと成長するために、睡眠をしっかりとれているかどうか。よりよい睡眠をとるにはどうすればよいか。みなさまの睡眠や生活習慣について見直してみるきっかけとなれば幸いです。
国際幼児教育・保育従事者の調査(OECD〈経済協力開発機構〉調査2018)によると、日本が17の地域の中で睡眠時間が一番短く、多くの子どもたちが睡眠に関する何らかの問題を抱えています。その問題は、睡眠習慣だけでなく、不眠症、過眠症、睡眠時無呼吸症候群などのさまざまな睡眠障害も含み、多岐にわたっています。
睡眠は、人類の場合は特に脳の機能を維持していくのに欠かせない生理現象であり、子どもの心身の発達・成長に大きく影響します。
「はぴねす子育て」では「生活習慣で睡眠の質を高める」ことを念頭に、良い睡眠で期待できる下記4つを目的にお話を進めていきたいと思います。
「はぴねす子育て」の睡眠4要素
- 成長ホルモンの正しい分泌(健やかな成長)
- 記憶の整理
- 情緒の安定
- 自律神経を整える
\さっそく今日からはじめよう!/
【実践編】子どもの成長のための睡眠改善
お子さまの成長にとって大切な睡眠。しかし、なかなか良質な睡眠が取れていないお子さまが多いのが現状です。
では「より良い睡眠」をとるためにはどうしたらよいのでしょうか?「はぴねす子育て」睡眠学より、すぐに始められる改善ポイントをご紹介していきたいと思います♪
\睡眠改善のポイント/
「寝室と寝具」を整えよう!
睡眠に最適な「寝室温度」は何度?
睡眠に最適な室温は、実は「26℃」、そして湿度は「50〜60%」。また布団の中の温度は「33℃」、湿度「55%」が快適であることがわかっています。*
四季を持つ「日本の独特の気候」においては、低温低湿な冬や、高温多湿な夏は「睡眠が妨げられやすく」なってしまうんです。
そこで、季節や気候にあわせて、寝付く時にクーラーや暖房などで「室温26℃」、部屋の「湿度50〜60%」を目安に調整し、それを「なるべく朝まで保っていく」ようにすると、質の良い睡眠をとりやすくなります♪
最近は、空気清浄機や除湿機についていることも多いですが、お部屋に温度計や、湿度計を置いて「寝室の状態」を観察してみるのも良いですね!
※ 日本建築学会環境系論文2016:今川光,リジャルH.B.,宿谷昌則「寝室の快適温度と環境調整行動に関するフィールド調査」より
マットレスを最適なものに
マットレス(敷布団)も睡眠にはとっても大切。マットレスは睡眠中の人の体重・姿勢を支える、とても重要なものです。
通気性や清潔さに優れていることはもちろん「寝ている姿勢」を保持し「寝返り」を打ちやすいように硬さを持ちつつ、血行を阻害しないように「適度に柔らかいもの」が良いでしょう。
矛盾しているようですが「硬すぎず・柔らかすぎず」が選ぶポイントです。
またご家庭で長くご使用になるものですので、持ち運びやメンテナンスがしやすいのも選ぶポイントですね♪
頭や首をサポートしてくれる枕を
枕は「世界共通の睡眠グッズ」と言われています。
あまり知られていませんが「枕の大事な役割」がちゃんとあるんです。
普段、人が立っている時、いちばん高い位置にある「脳」に血液を送るために、心臓は強く「拍動(はくどう)*」しています。
※拍動(はくどう):心臓が、ポンプのように収縮と拡張をくり返すこと
寝るときに横になっても、心臓は立っている時と同じように強く「拍動」するため、血が頭に上りすぎないように「頭の位置を少しあげる必要」が出てきます。それが「枕の大きな役割」です。
人は寝付く時も、寝付いた後も様々な姿勢をとるため、その姿勢に合わせて頭や首をサポートしてくれる枕を選ぶことが、スムーズな寝付き、質の良い睡眠に繋がります。
また、マットレスと同様、頭をしっかりと支える硬さと血行を阻害しない「軟らかさ」を持っていることや、通気性、清潔さに優れていることも重要です。
いかがでしたか?「すぐに始められる、睡眠改善ポイント」今回は「寝室と寝具を整えよう!」のテーマでお伝えしました。
次回は休日の寝方や昼寝に関する「日常での休み方」をテーマに、睡眠改善のポイントをご紹介していく予定です♪
「はぴねす子育て」睡眠学では、これからもお子様の健やかな成長やご家族の健康をサポートするため、よりよい睡眠や生活習慣の改善方法をご提案して参ります。
次回もどうぞ、お楽しみに♪