『はぴねす子育て』では「子どものOKな部分、GOODな部分を見つけ」、「子どものOK・GOODリスト♪」を作り、子どもと自分たち親子のよい面を見ながら進んで行きましょうというメッセージを発信しています。
自閉症スペクトラム・ADHD・学習障害など、発達障害を持つ「特に個性の豊かな子どもたち」の「よいところ」に気付くと、親自身の心が安定します。肯定的に受け止めることで子どもも安心でき、良い影響を受けながら成長できるでしょう。
「子ども」の、そして「自分たち親子」のOK・GOODな部分、ぜひ見つけていきましょう♪
今回も、多くの子が 程度の差はあれ「おうち」と「外」で、振る舞いが異なる ということを元に話を進めていきたいと思います。
前回のメルマガでは「おうち」ではよく喋るのに「外」ではほとんど喋らないという子を例に「おうち」と「外」で子供たちの振る舞いが異なるということについて見ていきました。
これは、“子供自身が頭では理解していなくても「おうち」と「外」の違いがわかっているということだから「成長のタネ」です” という話があったかと思われます。
今回はその続き「おうち」と「外」のこと、どちらが大事か? という話です。もちろん「おうち」が大事なのですが、ちょっと具体的に内容を見ていきます。
「おうち」でよかったこと「外」でやってみる
子供たちの「外」での振る舞い、元になっているのは「おうち」でのやり取りです。
たとえば、「おうち」で「おはよう!」と声をかけられたことが全くない子がいたとしたら「外」で誰かに「おはよう!」と声をかけられても、何のことだかわかりません。
反対に「おうち」で「おはよう!」「おはよ〜♪」というやり取りのある子は「外」で誰かに「おはよう!」と声をかけられた時「おはよ〜♪」と”応えられる”、また”応えられる可能性が出てくる”ということです。自分から「おはよ〜!」と言うこともあるかもしれません。
もちろん「おうち」では「おはよう!」「おはよ〜♪」と挨拶をしているけれど、「外」であまり馴染みのない人に挨拶をされると、なんだかドキドキして応えられないということはあり得ます。
つまり、それぞれの子の性格、成長との兼ね合いで「外」でも挨拶をするようになる時期は異なるということです(もちろんサポートの方法も様々あります)。
「おうち」と「外」の関係、もう一つ例を挙げて見てみます。
たとえば「おうち」でジュースを飲んで、飲み終わったコップを片付けて褒められた子が「外」でもジュースを飲んだ後、コップを片付けようとすることがあります。
「おうち」でよかったことを「外」でもやってみようとするこうした動きは、かなり多くの子に見られます。
「おうち」でやっていること(特に”よかったこと”)は、「外」でも発揮される可能性が高いということです。
こんな例からも「おうち」でのやり取りの重要さがわかるかと思われます。
- 「おうち」での家族のコミュニケーション、やり取りをよくしておくこと
- 子供が「よかった!」と思えることを増やしていくこと
これらは、子供たちの「今」にとって価値がありますし、成長にとってもプラス。さらに、その後の「外」でのコミュニケーションの充実、子供が自分らしさを発揮していくことにもつながっているのです。
「おうち」でのコミュニケーションの大切さは、もちろんこれだけではありません。子供たちにとってはさらに大きな価値があるものです。
次回はこの部分にも触れ、お話をしていきたいと思います。
次回も、ぜひお楽しみに♪
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