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【特別連載 Vol.14】S.Yくんのストーリー 最終回 ~まとめ~

S.Yくんのストーリー はじめに
親子

登場人物は、温厚な人柄・コミュニケーションがちょっと苦手な「S.Yくん(小学5年生)」
実は、学校でとても嫌な目にあっていました・・

そんな中「何か改善していける方法はないか?」と、彩先生とS.Yくん家族の奮闘がはじまります。

勉強のこと、学校のこと、家族間での相談、そしてプライベートのこと。
「シーズン1(全14回)」の連載を通して、各回ごとの『はぴねす子育てのポイント』もお伝えしていきます♪

目次

最終回 ~まとめ~

――『メルマガ特別連載、S.Yくんのストーリー』も今回で最終回になりますね。
最後に、彩先生が “何のために、何を目指して”
このホームページを立ち上げたのか?お話いただきたいと思います。』


彩先生(以下・彩)ホームページを立ち上げた目的などですが、

“S.Yくん” のサポートなどしているうちに、
お母さんたちの口コミで話が広がっていき、

「ちょっとうちの子も見てもらえますか?」という話が来るようになりました。

そして、

“特別な配慮のない、街の学習塾” や
“習い事だと、ちょっと大変”


という子どもたちが集まってきました。

「発達障害を持っている子」
「不登校の子」


それから、

「勉強はできるが、受験用の塾にはどうも馴染めないという子」
「親の仕事で海外から来日している子」(日本語は喋れません)

なども・・

この様な
「普段ちょっと、大変な思いをしている子たち」と、
もちろん「彼らの家族」も含めて、
“勉強やコミュニケーション” をテーマに活動をしていました。


その頃、私自身はちょうど
大学の卒業、就職の時期を迎えていたのですが、
企業に勤めると”子どもたちとの活動” は終えざるを得ない。

「子どもたちとの活動を続ける方法はないか?」

と考えていくうちに、仲間とともに起業。

★学習塾
★自然体験
★モノ作り


この「3本立てのプログラム」

《一人ひとりを大切に》
《コミュニケーションを大切に》


というテーマを掲げ、

「子どもたち」と「その家族」のサポートを開始。

※その後、紆余曲折ありましたが、ここでは省略させていただきます。

そして、2010年を過ぎた頃からですが、
「世間での発達障害への認知」は”急速” に進みました。
(法改正などの関連で)

子どもたち、その家族のサポートは
「福祉分野」でも対応が可能となり、
2013年から “福祉分野で事業所を開設”し、現在に至ります。


これまで足掛け20年、約200人の子どもたち、
家族とお付き合いをしてきました。

その中で、 “大変な場面” をたくさん見て、同時に、

“大変さを乗り越えていく場面”、
“素晴らしい成長が現れてくる場面”


にも多く “立ち会って” きました。

サイトを立ち上げた動機や、目的、
そして “目指すところ” に関しては、
お伝えしたいことが、かなり “いっぱい” ありますので、
まず “ポイント” だけでもお話できればと思います。


まず「発達障害を持っている子どもたち」に関して、
“社会的な認知が増してきた”とは言うものの、

◆「学校を中心に、未だに大変な思いをしている」

ということが多いです。

本人たちは “自然に振る舞っている” だけなのに、

「怒られること」が多かったり、
「やたらといっぱい指示をされてしまったり」


ということがあります。

この様な状況は、「どうにかしたい」ですし、
経験的に「よい方向へ進んでいく」ことが可能ですので、
まず、このことをお伝えしたいです。


次に、お母さんたち、お父さんたちが、

◆子どものことで心配事がある。
◆家での子どもとのやり取りで困ることがある。
◆家と学校の兼ね合いで、悩ましいことがある。

このあたりのことに関しても、
多くの先達さんたちが、それぞれに合うやり方、様々な方法で、
“大変な場面” を乗り越え、《はぴねすライフ》を作りながら
進んでいった実例を

『GOODサンプル』として紹介したいと思っています。


「こんな方法もあるんだ!」
「こういう道もあるのね。」
「こんな形で《はぴねすライフ》につながっていくことがある。」

 
という「”よいイメージ” を持ってもらうこと」
が目的の一つです。


それから、

◆インターネット上に溢れる情報

に関してです。

今はネット上に「発達障害」、「子育て」に関する
膨大な情報がありますが、

「発達障害」に対して、
“ネガティブ” なイメージのものも多い
気がしています。

もちろん、社会的に大変さがあるために、
「発達障害」の診断が下りるわけで
※詳しくは診断の基準をご参照ください。

「発達障害」を持っていることでの
大変さがあることは認めているのですが、

そもそも、

「それぞれの子が持っている特性」
「認知の凸凹など」


は、本当に「個性そのもの」です。

もう少し踏み込んで言うと、「素晴らしいもの」が多いのです。

“発揮の仕方”、”生かし方” を知らないと「困ること」もある、
だけど、まだ “子ども” であり、それは “これから身につければいい” 。


どうであれ、「それぞれの特性」は人間としての “魅力” です。

場合によっては、
現代社会を”より良くしていくため” に
「必要な特性」だってある
のだし…

こんなことも、サイトを通じて伝えていければと思っています。


ということで、私たちのホームページで紹介している
《はぴねす子育て相談室》から発信する情報は、
 
子育て、成長支援を通じて、
“実際にあったよい実例” を元に、
 
「発達障害に対して肯定的」
「よいイメージが付いているもの」

 
となっています。
 
これらの内容に触れながら、
 
『子どもにもよい+親にもよい=家族の関係、普段の暮らしにもよい』 
「こんな、《はぴねすライフ》を目指していきましょう!」

 
という、お誘いでもあります。


“子育て” のことは「決して子どものことだけ」ではない。
 
親子のこと、家族のことであり、
もっと平たく言うと「普段の暮らしの一部」でもある。
 
だから “子育て” を「より良いもの」にしていくには、
 
●子どもの「何を大事」にするか?
●家族として、暮らしの中で、「何を大事」にするか?

 
といった「子育ての基本観」があるとよいです。
 
シンプルなものですが、
“大事にしていくことの参考”として相談室の基本方針である
『はぴねすメソッド』もホームページで紹介しています。

『はぴねすメソッド』は、
かつて私が「日本カウンセリング学会理事」の下で、
3年間みっちりと学び、子どもたち、その家族との活動で
 
“実際に使ってみて役立った”
“好評だった内容”

 
をまとめたものです。
 
「たったの4項目」の内容なのですが、
このあたりのことを大事にしていくと
「”子育て” で うまくいくことが多い」
という内容のものです。


私たちのホームページの主旨と、
使い方についても少し触れておきます。

『はぴねすメソッド』を中心に、

「ほぼ全員にあてはまるであろう」、
「多くの人に共通して役立つであろう」


という内容は、
誰でも見られる形で、ホームページ上に公開しています。

皆さんに、
「それぞれのご家庭、子育ての場面で生かしてもらえれば」

という主旨です。

一方で、ホームページに掲載している内容だけでは
“足りない部分” があるとも思っています。

具体的に

「”それぞれの子の成長” をサポートする方法」
「抱えている課題への対処」


など、全員に共通する方法というもの はありません。

“個別の状況”、”それぞれ子の状態”、
“お母さんたち、お父さんたちの思い、考え”


を踏まえないと、話が進められない部分です。


こうした個別の状況に合わせての相談に関しては
『はぴねす子育て相談室』を設けここで、対応する形にしてあります。

家族だけで相談をしていると、

●同じ結論に終始してしまう
●いつものパターンから抜け出しにくい


ということもあるかと思います。

適宜、相談室なども活用しながら、
相談員の専門の視点、提案などもぜひ、取り入れてみてください。

【はぴねす子育て相談室】
https://happiness-kosodate.jp/counseling.html


他にも、
 
★「子育ての基本観」の話
★「それぞれの子の “特性” の生かし方」の話
★「子どもと親のよいところ」、「”OK・GOODな部分” 」の見つけ方

 
など
 
ニーズの多いものに関しては、
今後、メルマガ講座や、ネットサロンでの講座など、
随時、提供していく予定です。


引き続き

『子どももOK+親もOK= 家族の関係、普段の暮らしにもよい』
という《はぴねすライフ》を目指し進んでいきます。

どうぞ、末永く、お付き合いいただけましたら幸いです。


『はぴねすメルマガ ”特別連載 S.Yくんのストーリー”』
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

発達障害を持つ子、不登校の子供たちとのコミュニケーション・アート制作、お父さんお母さんたちとの相談を中心に、1999年より子供たちの成長支援、家族のサポートを行う。

日本教育臨床研究所認定カウンセラー。1975年東京生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒。日本教育臨床研究所卒。一般社団法人 For All Children Team 代表理事。はぴねす子育て相談室代表・監修。

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