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【特別連載 Vol.2】S.Yくんのストーリー 本人の身につくか? やる内容は上手くいくか? の分かれ目

S.Yくんのストーリー 〜はじめに〜
親子

登場人物は、温厚な人柄・コミュニケーションがちょっと苦手な「S.Yくん(小学5年生)
実は、学校でとても嫌な目にあっていました・・

そんな中「何か改善していける方法はないか?」と、彩先生とS.Yくん家族の奮闘がはじまります。

勉強のこと、学校のこと、家族間での相談、そしてプライベートのこと。
「シーズン1(全14回)」の連載を通して、各回ごとの『はぴねす子育てのポイント』もお伝えしていきます♪

目次

本人の身につくか? やる内容は上手くいくか? の分かれ目

――『前回、意思疎通が苦手で「学校が嫌い!」な “S.Yくん”と先生の「家庭教師を通じた初めての出会い」についてお聞きしました。その後のやり取りは、どの様なものだったのでしょう?』

彩先生(以下・彩):「家ではよく喋るけど、学校では、ほとんど喋らない」という “S.Yくん” の状態について、まず「どんなサポートができるだろう?」と考えました。

前回もお伝えしましたが、「学校は最悪!」と言っている “S.Yくん” が、お家で “笑顔” でいられたのは、「ご家族の理解や協力」、そして「家の居心地」が良かったからでした。

たとえ学校が良くない環境でも、家の居心地が ”良い環境” の場合、「子どものコンディションが良い状態」であれば、そこから素敵な『はぴねすライフ』を作っていく事ができます。

幸いにも、”S.Yくん” と、お母さんは、「学校が最悪だったとしても、まずお家が大丈夫なら、一旦OKとしよう!」という私の考えに、快く合意してくれました。

これから本格的なサポートを始めるというところでしたが、少し気持ちが楽になったのを覚えています。

さらには、”S.Yくん” のお父さんや一緒に住まわれていたお婆ちゃん、低学年だった弟くんまで、
「うん!うん!」と賛同をしてくださり、家族が一致団結して次のステップに進めることになったのです!

このとき、私が “S.Yくん” の家庭教師を開始してから「約1ヶ月」が過ぎていました。

――『家族が一致団結して、とても素敵なスタートでしたね!』

:それが、なかなか順調にはいかなかったのです・・。

“S.Yくん” とのやり取りは、お互いに緊張もほぐれ、言葉の数も増え、笑顔も増えてきた頃だったのですが・・

そもそも、当時の私は「家庭教師」でしたので、本来の「勉強の話」へと移らなくてはなりませんでした。

――『 勉強の話をされたとき、”S.Yくん” は、どんな反応でしたか?』

:勉強の話を始めると、”S.Yくん” の表情は、だんだんと曇りがちになっていきました・・・。

“S.Yくん” 、勉強はあまり好きじゃなかったのです…

“S.Yくん” の成績は、算数と国語のテストで「30点~50点」ほど。理科はなどは、生き物、植物などの範囲で「70点」ぐらいでした。

私は、「学校のテストで計れることなど微々たるものだ」 と思いつつも、
“S.Yくん” に対して、「しっかり勉強もする方向」で計画を立ててゆきました。

ここで、私は 『猛烈な葛藤』 を抱えることになりました。

『”S.Yくん”と、やっと気持ちもほぐれて、お喋りが好調になってきた! これは ”コミュニケーションを優先” して進めていくのが良いのではないか?』

という点、そして、

『いや、いや!、学校は大事だから、”S.Yくん” がたとえイヤだとしても、しっかりと勉強はやっていく方が良い!』

という点です。

この状況、みなさんのご家庭でも、良くある葛藤だと思います――

~(Vol.1-2’ ここまで) ~

はぴねす子育てポイント

今回のタイトルにもある、
『サポートや実施していく内容が、本人の身につくか? 上手くいくか? の分かれ目』 ですが、この様な場合の重要なポイントは、下記になります。

★「子ども本人も交え、子どもの気持ち、思いを大事にしていくこと」
★「話をして、お互いに納得して進むこと」


大半が、この部分で決まってきます。

そもそも、この事を大切にすることで、お子様のコミュニケーション力が磨かれていくという「特大のメリット」もあるのです!

この部分は、「発達障害」を持っているかどうかなどに関係なく、大人の様に「明確な目的意識」を持ちにくい子どもたち全般に言えることです。

「子どもの気持ち、思い」を大事にして、本人が「やる!」と思えたことは、かならずお子様の身についていくということです。

次回も「 “S.Yくん” が、様々な大変さを乗り越えながら、素晴らしい『はぴねすライフ』を進んでいくストーリー」の続きをお伝えしていきます。
どうぞ、お楽しみに♪

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この記事を書いた人

発達障害を持つ子、不登校の子供たちとのコミュニケーション・アート制作、お父さんお母さんたちとの相談を中心に、1999年より子供たちの成長支援、家族のサポートを行う。

日本教育臨床研究所認定カウンセラー。1975年東京生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒。日本教育臨床研究所卒。一般社団法人 For All Children Team 代表理事。はぴねす子育て相談室代表・監修。

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